千代尼書「朝かほに釣瓶とられてもらひ水」(個人蔵) |
施設概要「朝顔や(に)つるべとられてもらひ水」の句で広く知られる加賀の千代女は、元禄16年(1703)に加賀国松任(現白山市内)の表具師の娘として生まれました。 松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅の後、とりわけ盛んになった北国の俳諧の伝統を受け継ぎ、幼年期から俳諧をたしなんだ千代女は、芭蕉門下の各務支考(かがみしこう)にその才能を認められ、生涯にわたり句作にはげみました。そして、宝暦13年(1763)には、加賀藩の命により朝鮮通信使使節の贈答物として、千代女が21句の俳句をしたためた掛物と扇子を納めるなど、俳句による国際交流の先駆けをはたしています。 千代女の里俳句館は、地域の方々がつちかって来た歴史をふまえ、俳句を通した交流・体験活動のための拠点施設として平成18年(2006)に開館しました。施設では、千代女を始め多くの俳人達について、映像や資料等を活用して紹介するとともに、子ども達や外国人にも俳句を作り楽しめるようなコーナーを備えています。また、千代女全国俳句大会や千代女少年少女俳句大会などの俳句事業を開催するほか、俳句愛好者の方々には気軽な句会の場としてもご利用いただいています。 |
お知らせ
ご利用案内
開館時間 | ■午前9時~午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
---|---|
入館料 |
■一 般200円(団体100円) ■高校生100円(団体50円) ■中学生以下無料
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示された場合、本人及び必要な介護者は無料 ※障害者手帳アプリ「ミライロID」のご提示でも減免が適用されます。
|
休館日 |
■毎週月曜日(但し、祝休日の場合は開館し、翌平日休館します。) ■年末年始・館内特別整理期間
詳しくはミュージアムカレンダーでご確認ください。 |