お知らせ
◆俳句ポスト R4 冬の部 特選決定◆
俳句ポストにたくさんのご投句をいただき誠にありがとうございます。
令和4年度「冬の部(令和4年11月~令和5年1月分)」の特選20作品が決定しましたので発表します。
現在令和5年度「春の部(令和5年2月~4月分)」を募集中です。ご投句お待ちしております。
俳句ポスト令和4年冬の部特選(PDF)
俳句ポスト 冬の部 特選句
竹中 昭子 選(白山市俳句協会)
白山の峰くつきりと小六月 小松市 中村 幸子
冬の灯のひとつは我家歩道橋 愛知県 与玖法破来
真先に紐銜ふ犬冬麗 八ツ矢町 戸田 敬子
掛軸を替へて迎へる今朝の冬 東京都 髙嶋 旅人
柚子味噌や母の思ひ出語る夫 柏町 大浦 春美
地を離るごと行く列車冬銀河 宮永市町 住 玲子
朝寒の厨に落とす薬かな 美沢野町 永盛 富佐惠
隣より冬至南瓜を半分こ 福井県 大崎 昌子
自転車は影絵となりぬ冬夕焼 鶴来本町三丁目 北山 美和
定位置にかけて安堵の初暦 福井県 桑島 真喜栄
竹山の三味の音哀し冬の濤 中町 佃 久美子
平凡な余生に足りて冬至粥 金沢市 羽柴 瑞枝
光の粒残し水鳥飛び立ちぬ 兵庫県 保理江 順子
母につくやさしき嘘や冬銀河 能美市 森田 香津美
道祖神寄せ合う肩に今朝の雪 新成二丁目 石尾 サチコ
山里の流るる雲や暮れ早し 河内町きりの里 南保 蒼生子
我が生涯いまだ旅路や年新た 千代野東三丁目 村上 利江
この先は集落ひとつ冬の川 蕪城二丁目 森 典子
ふるさとやどこもかしこも冬に入る 東二口 山口 一男
露天風呂いつでもそばに枯木星 奈良県 浦城 亮祐
選者吟
今朝雪の匂ふ白山颪かな 昭子
〈令和4年11月~翌1月 投句者数 116人,投句数772 句〉