お知らせ
◆俳句ポスト R5 冬の部 特選決定◆
俳句ポストにたくさんのご投句をいただき誠にありがとうございます。
令和５年度「冬の部（令和５年１１月～令和６年１月分）」の特選１８作品が決定しましたので発表します。
現在令和６年度「春の部（令和６年２月～４月分）」を募集中です。ご投句お待ちしております。
俳句ポスト令和５年冬の部特選（PDF）
俳句ポスト 冬の部 特選句
亀田 紀代子 選（白山市俳句協会）
息白く渚を走る柔道着 美沢野町 永盛 富佐惠
柚子風呂や良き事のみを思い出し 美沢野町 永盛 富佐惠
足拍子の軽き木偶舞日脚伸ぶ 深瀬 葛西 喜代美
検診の事無きを聞く春隣 金沢市 出戸 京子
かじかめる手に抱く嬰の笑まひかな 金沢市 出戸 京子
白山の風を巻き込む吉書揚げ 金沢市 寺井 一二美
待春や船に佳き名の船溜り 能美市 北野 忠男
待春やふたりつきりの午後のお茶 東京都 右田 俊郎
黒姫の裾野ゆつたり冬日和 野々市市 中野 邦子
顔ほどのリボンに破顔七五三 兵庫県 保理江 順子
終バスは此処が終点枯木星 能美市 森田 香津美
点滴の刻むしづけさ月冴ゆる 能美市 森田 香津美
カピバラの鼻孔広ぐる柚子湯かな 八ツ矢町 戸田 敬子
読めぬ本読まぬ本あり冬日和 奈良県 浦城 亮祐
図書館へぶらり立ち寄る小春かな 中町 佃 久美子
散歩帰り葉付き大根ぶら下げて 美沢野町 永盛 富佐惠
音すべて懐に容れ山眠る 兵庫県 保理江 順子
牛の目に海の色あり小春凪 川北町 東 洸陽
選者吟
絵本読む声に色でてクリスマス 紀代子
〈令和５年11月～翌1月 投句者数 118人,投句数764 句〉