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2025.12.3-2026.3.1 冬季テーマ展「中川一政の画と書ー生きた線の力ー」

松任中川一政記念美術館2025冬季テーマ展

 

中川一政の画と書

生きた線の力

 

中川一政 ≪駒ヶ岳≫ 1973年

80.3×100.0㎝

NAKAGAWA Kazumasa

≪Mt. Komagatake≫ c.1973

 

 

 中川一政(1893-1991、文化勲章受章者)がかいた画と書の線に注目し、魅力に迫る標記企画展を開催します。

 

 

 中川一政(1893-1991、文化勲章受章者)は、絵画や書、陶芸など幅広い創作活動を展開しました。絵画や書の表現に共通するのは力強く生き生きとした線です。

 

 中川は、一筆で表現できたら再び筆を重ねる必要はないとの考えのもと、一筆一筆を大切に作品を作り上げました。絵筆や書の筆遣いを剣術の刀に重ね、最初の一太刀で勝負を決する真剣勝負の気概で描いたのです。こうした姿勢は、洋の東西を越えて見るものに伝わり、生前パリで開催された展覧会では、彼の描く油彩画の線に書道や武道の気合を見出した人もいたと伝わります。この気合が、線の力強さや生命感を生み出しているのです。

 

どの一筆も、揺るぎなくそこに存在し、画や書の骨格を確かなものにしています。生涯をかけて“生きている画”を追求した中川の画を支えたのは、やり直しはないという気合が生んだ“生きた線”であるとも言えるでしょう。

 

本展では、こうした生きた線の力に着目し、絵画やデッサン、書などを展観します。また、令和8年の干支「午」にちなみ、馬をモチーフとした作品も紹介します。

中川一政 ≪正念場≫ 1989年

85.0×30.5㎝

NAKAGAWA Kazumasa

≪“Shonenba” The crucial point for true value≫ c.1989

会 期:

2025年12月3日(水)-2026年3月1日(日)

 

休館日:毎週月曜日、

    年末年始(12月29日-1月3日)

※ただし、1月12日、2月23日(月・祝休日)は開館し、1月13日、2月24日(火)に休館します。

 

 ※なお、12月2日(火)は、展示替え等のため臨時休館いたします。

 

展示内容:油彩15点、岩彩3点、書15点、素描4点、挿画等原画14点、陶芸作品等10点、関連資料等16点 合計77点

※都合により変更する場合があります。

 

プレスリリース資料はこちら

_2025冬季テーマ展_プレスリリース

 

 

 (2025.11.13更新)

 

 

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