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主な収蔵品

出土品

 
金板片

 平成6年9月19日、鳥越城跡本丸北東側から出土しました。

 約2センチ四方で、厚さは1mm~2mm程度の小さなものですが、中世城郭から金板片がみつかったことは初めてで、非常に注目されました。

 
炭化米

 鳥越城跡本丸を中心に大量に出土しました。

 そのほとんどに籾がついており、備蓄米と推測されます。

甕(かめ)

 平成6年の発掘調査の際、鳥越城跡本丸跡より計四個が出土しました。このうち二個の内部から炭化米が見つかっていることから、これらは食糧もしくは飲料水の貯蔵用に使用されたものと推測されます。

 
提銚子(水差し)

 鳥越城跡本丸から出土しました。

 銅製の水差しです。

 
小刀・鉄砲玉

 小刀は鳥越城跡本丸から出土しました。

 鉄砲玉は発掘調査が行われたほぼ全域で採集されました。銅・鉛製の物で、約1.5cmから大きなもので約2.5cmのものもあります。一向一揆の時代は鉄砲の技術が格段と進み、特に一向一揆の時代は鉄砲の技術を持っていました。

砥石

 発掘調査が行われたほぼ全域から多数出土しました。

 荒砥石、中砥石があります。

楽焼

 鳥越城本丸から出土しました。

 茶碗の破片で、内外面ともに被熱して釉薬が全体に剥離し、黄灰色を呈しています。

土師質皿

 鳥越城跡本丸からさまざまな器形のものが出土しました。

 鳥越城跡本丸から出土しました。

 表面が剥離しているものもあり、また砥石として再利用しているものもあります。

かめ・すり鉢・行灯の破片

 鳥越城跡本丸から出土しました。

 行灯は、手をあぶるために使用していたと推測されます。

 

 

複製品・寄贈品

文字瓦(複製品)

 昭和7年、福井県武生市の小丸城跡隣接地野々宮廃寺址の荒地を耕作中に採集されたものの複製品です。

 天正4年5月織田信長配下、前田又左衛門の支配に対して起こした、一揆の鎮圧状況を示したもので、統一支配体制確立を目指す、織田方の一揆に対する対策を示す代表的な資料です。

如意輪持経観世音菩薩(複製品)

 斎藤 昇家、旧姓鈴木家に伝来する如意輪持経観世音菩薩の複製品です。

 斎藤家は文久元年の「古渓九右衛門由緒書」によると、鳥越城跡でほろんだ白山麓一向一揆の対象鈴木出羽守の嫡子鈴木右京進の子孫です。

 また、由緒書によると鈴木家は代々観音を信仰しており、守本尊は紀州熊野十二社の内一社にあったのを、紀州を立ち去る際に先祖伝来の尊像として、持ってきたとしています。

書状(複製品)

 実如書状

脇差し(能美市 掛村 忠雄 氏 寄贈品)

 作者は初代清光、制作は永正年間(室町時代)とされ、実践用の直刀で反りが少ないことから、竹の先につけて闘ったのではないかと推測されます。

短刀(白山市 朝飛 勇 寄贈品)

 作者・制作年代共に不明ですが、古い形の刀です。

 

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