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お知らせ

2019.3.9-6.2 松任中川一政記念美術館 2019春季テーマ展

 

中川一政 

薔薇とマジョリカ陶器

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左)中川一政 油彩《薔薇》1988年 90.5×60.5㎝

 

 

 

 

 

 

右)中川一政コレクション

〈マジョリカ壺〉16-17世紀 

胴径37.0×高さ30.5㎝

 

中川一政の〈薔薇〉作品と、そこに描かれた壺〈マジョリカ陶器〉にスポットを当てた企画展です。

 

中川一政は生涯に数多く〈薔薇〉を描きましたが、一つとして同じ〈薔薇〉なく、描き慣れた画題をなぞる惰性はありません。愛用の壺に自ら花を生け日々感動を新たにして、昨日の自分を超えようと筆を執り続ける姿勢がそこにはあります。


そして、この薔薇の画に多く描かれたのが、マジョリカ陶器の壺です。中川一政がコレクションしたマジョリカ陶器は、16世紀頃 主にイタリアで作られた色鮮やかな壺や大皿です。
精緻というより大らかな魅力がある形や文様に惹かれたのでしょうか、一政はこれを蒐めて飾るだけでなく、実際に使い画に生かしています。生命感豊かな薔薇に負けない存在感をたたえるマジョリカの壺は、画面の中で花と拮抗し、動きと絶妙のバランスを生んでいます。

 

愛用の壺は、画にどう生かされたのでしょうか。一政が自ら薔薇や向日葵など花を生けて描いた壺を、作品と共に紹介します。

 

・ ・ ・ ・ ・

別館においては、中川一政が昭和初期から携わった連載小説の挿画に注目し、その代表作の一つ、「石田三成」(尾崎士郎著 昭和13年 都新聞夕刊連載)を特集し、連載後半部分を中心に紹介します。油絵の制作と変わらぬ情熱で日々取り組んだ挿画は、連載小説の人気を牽引すると共に、当時の日本の挿画の地位を高めることになりました。
小説家との気合を楽しみながら描いた一政の挿画の世界をお楽しみください。

 

 

 

 

 

中川一政 挿画原画

「石田三成」1938年

○展示内容 

 絵画27(うち薔薇18)点、一政コレクション(マジョリカ

 陶器)8点、書11点、陶芸6点、挿画(「石田三成」)24点、

 資料等13点、計89点

 ※都合により変更する場合があります。

○開催日 

 2019年3月9日(土)-6月2日(日)

○休館日 

 毎週月曜日 
 ※但し、4/29(月・祝)~5/6(月・休)の間は休まず開館し、

  5/7(火)は休館します。
 ※なお、2/26(火)~3/8(金)は施設整備のため臨時休館しま

  す。

 

 →2019春季テーマ展チラシPDF

 

 

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