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2022.11.29-2023.2.26  2022-23冬季テーマ展「中川一政 書と墨蹟コレクションの世界」

松任中川一政記念美術館2022-23冬季テーマ展

中川一政 

と墨蹟コレクションの世界

 

中川一政愛蔵品

大燈国師(宗峰妙超)墨蹟  鎌倉時代末期~南北朝時代

NAKAGAWA Kazumasa’s Collection

《Calligraphy by Daito Kokushi(Shuho Myoucho) 14th century

 画家・中川一政が70歳代半ばから精力的に取り組んだものに「書」があります。絵画同様に独学でしたが、独自の表現を切り拓くエネルギーを与えたものに禅僧の書・墨蹟があります。

 

“ 坊さんの書は手筋を論ずる暇がない。いきなり人の心をうってくるものがある。その一点一劃(画)に精神の力が宿っているのである。”

(「書を書くこと」『随筆八十八』1980年講談社)

 

 このように中川が記す墨蹟の力は、そのまま彼の書の魅力にも重なります。
 本展では、融通無碍の境地に展開される中川の書と共に、彼が好んで蒐めた墨蹟等を公開します。鎌倉時代中期の渡来僧・丌庵普寧(ごったん ふねい)や、南北朝時代の禅僧・大燈国師(だいとう こくし)など、中川の心を揺さぶった墨蹟は必見です。上手下手を超え、精神の力が込められた一筆が尊ばれる墨蹟と、それに鼓舞された中川の書の世界を紹介します。

 また、絵画では季節の画題「椿」の作品を中心に展観し、来年の干支「卯(兎)」をテーマにした作品の特集コーナーも設けます。この機会にどうぞご覧ください。

中川一政『椿』1978年

60.0×63.5cm

NAKAGAWA Kazumasa≪Camellias≫1978

会 期:2022年11月29日(火)-2023年2月26日(日)

 

休館日:毎週月曜日※及び年末年始(12/29-1/3)

※ただし、1月9日(月・成人の日)は開館し、1月10日(火)に休館します。

 

展示内容:中川一政書25点、墨蹟等蒐集品7点及び

     中川一政絵画16点、陶芸等10点、

     写真等関連資料10点 計68点

※都合により変更する場合があります。

 →2022-23 冬季テーマ展チラシPDF

 →2022-23 冬季テーマ展出品リストPDF

(2022.11.24更新)

 

 

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