お知らせ
2023.12.1-2024.2.25 2023後期テーマ展「中川一政 絵画〈え〉と随筆〈ことば〉」
松任中川一政記念美術館2023後期テーマ展
中川一政 絵画〈え〉と随筆〈ことば〉
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中川一政は文筆家としても知られ、生涯に多くの随筆を遺しています。
‟ 美の一字で縛れないものがある。 きたなくても、変に生きている美術もある。 いっそ美術というより、生術といった方がまだよいのだ。” (中川一政「画の道(二)」『腹の虫』1975年 日本経済新聞社)
‟ 感動は物指でははかれない。 芸術の世界に物指はいらない。” (中川一政「抽象と具象」『画にもかけない』1984年 講談社)
‟ 若い時の勉強は、何でもとりいれ貯めることである。 老年の仕事は、いらないものをすててゆくことである。 すて去りすて去りして、純粋になってゆくことである。” (中川一政『遠くの顔』跋文 1967年 中央公論美術出版)
本質を射抜く言葉や絶妙な喩えで綴られる芸術論や人生論は、今も私たちの心を捉えます。
本展では、一政の至言ともいえる言葉や、創作にまつわるエッセイなどを、絵画や書、陶芸作品と共に紹介します。
また、別館特設コーナーでは、一政と生前に交友があった故大樋陶冶斎氏(令和5年10月17日逝去)旧蔵の中川一政書額や一政・陶冶斎合作の飴茶碗を公開し、二人の親交を紹介します。 |
中川一政『椿』1978年 60.0×63.5cm NAKAGAWA Kazumasa≪Camellias≫1978 |
会 期: 2023年12月1日(金)-2024年2月25日(日) 休館日:毎週月曜日※、年末年始(12月29日-1月3日)
※ただし、1月8日及び2月12日(月・祝日)は開館し、1月9日及び2月13日(火)に休館します。
展示内容:中川一政絵画22点、書19点、陶芸等7点、随筆原稿一式、装丁原画9点、愛用品4点、関連資料10点、計72点 ※都合により変更する場合があります。
(2023.11.28更新) |