お知らせ
2019.12.3-2020.3.1 松任中川一政記念美術館 2019-20冬季テーマ展
中川一政の眼 墨蹟コレクションを中心に
中川一政コレクション(旧蔵品) 「大燈国師墨蹟」宗峰妙超 13世紀 80.5×35.5㎝ NAKAGAWA Kazumasa’s Collection Calligraphy by Daito Kokushi (Shuho Myocho) 13th centuries |
生涯にわたり独学で絵画や書、陶芸など様々な創作活動を行なった中川一政(1893-1991、文化勲章受章者)。 彼が晩年に到達した融通無碍とも言える境地は、古今東西の芸術から学び取り、自らの表現に活かしながら切り拓いていったものです。幅広い芸術から学んだものは、技法ではなく、そこに宿る精神にほかなりません。 自分の中に感動する因子があるのである。 自分が書に求めてあるものがほのぼのとみえるのである。(中略) 坊さんの書は手筋を論ずる暇がない。いきなり人の心をうって来るものがある。 その一点一劃に精神の力が宿っているのである。その力にうたれてしばらく言葉も出ない時がある。 書の技術など全く見えない。うまいまずいはどうでもよいのである。―中川一政「書を書くこと」『随筆八十八』1980年 講談社
巧拙に捉われず、精神の力を込めた一筆が尊ばれる墨蹟のありようは、そのまま一政の制作に向う姿勢と重なるものでしょう。“一政の眼”が集めた愛蔵品と共に彼の作品を観ることは、そこに宿る精神に近づく一歩となるかもしれません。 |
○展示内容 絵画20点、書16点、陶芸等9点、 中川一政コレクション11点(内墨蹟等5点)、 資料等13点 計69点 ※都合により変更する場合があります。 ○開催日 2019年12月3日(火)-2020年3月1日(日)※ ※開催日が変更になりました。(2020年2月28日現在) ~2020年2月29日(土)まで
●新型コロナウイルス感染症予防対策のため、 3月1日(日)から3月15日日)まで、臨時休館いたします。 ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
○休館日 毎週月曜日 及び 年末年始(12/29-1/3)
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